2011年11月04日

「きみの友だち」の原作を読んで

 重松清の「きみの友だち」、なかなか良かったです。足が不自由になった少女とその周辺の人々の話でオムニバスになっています。誰もが思い当たる内容でオススメの一冊です。
 さて、原作を読んで映画を振り返りますと、映画は概ね原作どおりで雰囲気も良く出ています。が、心の内を映像だけで表現するのはやっぱり困難で、映画だけではこの物語の良さを半分も伝えられていません。映像作家は嫌う傾向がありますが、ナレーションやテロップを入れる方が良かったと思います。でなければ相当工夫が必要です。長回しばかりでは監督の自己満足です。まぁ映像は悪くないので、原作を読んだ後に挿絵的に映画を観るなら悪くありません。


きみの友だち



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Posted by planetia at 20:53│Comments(0)
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「きみの友だち」の原作を読んで
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