2018年02月27日

王とサーカス(米澤穂信著)

米澤穂信著、「王とサーカス」。『このミステリーがすごい!』 2016年版 国内編 第1位、『週刊文春』ミステリーベスト10 2015年【国内部門】 第1位、「ミステリが読みたい!」2016年版 国内篇 第1位と輝かしい絶賛を浴びた本作。期待してしまう訳ですが、期待したほど面白くありませんでした。終盤一気に物語が進行するのですが、それまでかなり退屈な展開でちょっと苦痛なほどです。後半のネタバラシも唐突感があってストーリー展開はあまりうまく「ありません。読み返してみても言うほどストーリーは深くなくて、ネパールの描き方も観光客目線というか、そもそも主人公がャーナリストっぽくないんですよね。ジャーナリストとしての葛藤シーンが何度か出てきますが、薄っぺらすぎて正直ちょっとイラっとします。本のタイトルを主題とするなら、主人公の語りとは別に深堀りしたサガルの人生をエピローグとして載せて欲しかった。
王とサーカス(米澤穂信著)


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Posted by planetia at 22:06│Comments(0)
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