2012年12月27日

パラドックス13(東野圭吾著)

東野圭吾のパラドックス13、パニックSF小説です。読みやすい東野圭吾小説なので、一気読みできますし、そこそこ面白いのですが、帯広告やメディアの取り上げ方から期待すると、残念な感じです。だいたいどこかで観たり読んだりした内容の寄せ集めな感じで、コミック漫画的というかティーン向け映画的というか、全体的に稚拙な印象です。パラドックス13に対する説明もいまいち説得力にかける浅い内容で群像劇もしかりです。登場人物の掘り下げが浅いので誰に対してもイマイチ感情移入できませんでした。東野作品に多い、ラストにちょっとした仕掛けがあれば良かったのですが、それすらありませんでした。
この小説を読んでいて思い出したのはスティーブン・キングのランゴリアーズです。知ってます?




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Posted by planetia at 20:41│Comments(0)
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