土曜プレミアムで放送された「THE LAST MESSAGE 海猿」は2010年度興行収入邦画第2位となった映画ですね。映画1作めからTVシリーズまでと比較すると明らかにストーリーが薄っぺらになっていますが、その分、映像の迫力は増しています。初期の隊員たちの成長物語が好きな方には、もはや「海猿」では無いと感じるかも知れません。
ぴあ映画生活では、1作目の「海猿〈ウミザル」は、"青春ドラマ"、2作目の「LIMIT OF LOVE 海猿」は”ラブ・ストーリー”、そしてこの「THE LAST MESSAGE 海猿」は"パニック"にカテゴライズされています。まさしくその通りで、3作めは、もはや"海猿"の舞台を借りた単なるパニック映画です。でも単なるパニック映画と思ってみるとまぁまぁ良く出来た映画だと思います。ブルース・ウイルスのダイハードシリーズの3作目以降より遥かに良作。
海猿4作めができるようですが、仙崎(伊藤英明)の死ぬかもシーン連発と環菜(加藤あい)の「大輔くぅ~ん」お涙長尺シーンは流石に飽きましたわ。