e-planetia

多くの賞を受賞した2000年製作の青山真治監督作品。台詞の少ない長回しを多用した3時間37分とかなり長い映画です。映画評論家や多くのレビュアーがべた褒めしていますが観客を選ぶ作品だと思います。芸術的な作品が多いヨーロッパ映画が好きな方にはオススメします。私は好みではありませんでした。ロードムービーっぽくなる後半はちょっとダレてきます。やたら尺が長いわりに登場人物の掘り下げは浅く脚本が良く練られているとは言い難いです。お酒片手にダラダラ観るほど軽くもなく...。とにかく疲れました。


＜ノベライズ小説を読んで＞
2001年第14回三島由紀夫賞を受賞したノベライズ小説｢EUREKA｣を読みました。映画でわかり難かった部分の多くは、このノベライズ小説を読むことで判ります。改めて思うのはやっぱり映画は無駄に冗長すぎます。1シーンを長くするより、ノベライズ小説であったエピソードを多く盛り込んで欲しかったと思います。まぁ、正直、ノベライズ小説も読むのがしんどく、映画とノベライズ小説合わせても、どこがそんなに良いのかイマイチ判らないのでした。